三田市に開館して30余年。人と自然の営みを学べる「人と自然の博物館」(通称、ひとはく)は、近隣の学校の校外学習でもお馴染みのおでかけスポットです。
「博物館」と聞くと、なんとなく難しそう…と感じるパパママもおられるかもしれませんが、実際に行ってみると、子連れで学べて楽しめる仕掛けがたっぷり。小学生姉妹のいる我が家も、自由研究や自分学習のネタ探しに困ったら、しょっちゅう訪問しています。
そんなひとはくの魅力を、この記事ではぎゅぎゅっと凝縮してお伝えします。ぜひ最後までチェックしてみて下さいね。
まずは施設の基本情報を記載しておきます。
兵庫県立人と自然の博物館 〒669-1546 兵庫県三田市弥生が丘6丁目 TEL:079-559-2001(代表) 開館時間: 10:00-17:00(16:30受付終了) 休館日:月曜(祝日の場合は翌火曜が休館)その他年末年始・冬季メンテナンスあり 観覧料:大人200円(コープ・JAF会員、70歳以上、大学生等割引あり)、高校生以下無料 |
ひとはくの展示物は、人を含めた自然界の営み全てが対象です。虫や動植物、化石など、ジャンルは多岐にわたっていて、エリアごとに違う展示が私たちを楽しませてくれます。常設展示だけでなく、期間限定の特別展も豊富で、私が訪れたこの日は「蜘蛛の展示」などがありました。
ひとはくがあるのは、神戸電鉄フラワータウン駅のすぐ近く、フローラ88(イオン三田)のお隣です。バスなら、フラワータウンセンター駅から徒歩約5分の距離なので、公共交通機関でも行きやすい場所にあります。
マイカーで行くなら、フローラ88の駐車場に停めると4時間まで無料サービスがあるそうなので、そちらに駐車するのがオススメ。
ベビーと一緒に訪れるのであれば、気になるのがベビー向けの設備が整っているのかどうか、というポイントです。ひとはくでは、写真のような授乳室が一箇所あり、こちらでおむつ替えもすることができます。エレベーターやスロープも完備されており、私自身もベビーカーで来館しましたが、狭くて困ったりするシーンもなく、スムーズに移動できました。
ちなみに、チケット売り場のある本館の入り口は、いきなり階段なのですが車椅子やベビーカーの場合は階段を使わずに入れる「優先入口」から入場ができます。看板に表示があるので、確認してみてくださいね。
ひとはくの展示は見どころがたっぷりすぎて、一つ一つをご紹介していてはキリがないので、ここからは私が思う「ひとはくの楽しみ方」のオススメをご紹介します。
一つ目がいきなりお昼ごはん!?と思われたかもしれませんが、個人的にはここが一番大切なポイントだと感じています。なぜなら、午前だけ・午後だけと時間を区切ってしまうのはもったいない、一日ゆったり過ごしてこそ価値のある施設だと思うからです。お昼ご飯は、すぐ近くにあるサンポッポのパンや、イオン三田の一階にあるマクドナルドを利用するのもいいですよ!飲食物の館内持ち込みは制限されていないので、手作りのお弁当でももちろんOK!
気候の良い時期なら、お隣の深田公園で食べるのもオススメです。
館内にも休憩コーナーがあるので、雨の日や寒い日にはこちらも利用できます。
ひとはくでは、毎日何かしらのイベントが開催されています。例えば、展示の内容を学芸員さんと一緒に見て回るツアーや、デジタル紙芝居など、館内の展示をより深い知識で見るためのイベントがたくさんあります。小学生の娘たちは、クイズ形式で学べる展示解説ツアーと、作って遊べる「フロアスタッフとあそぼう」が特に好きらしく、ひとはくに行くたび、翌月のイベント情報のチラシを持ち帰り、行きたいイベントをチェックしています。
たくさんの展示があるひとはくでは、あれもこれも見てみたくなって、一つ一つの展示をさらっと見て行きたくなってしまう方もおられるかもしれません。ですが、せっかく入館するなら、一つ一つの展示をよく見て、しっかり体験しておくことで、より理解が深まったり、子どもの記憶に定着しやすくなります。
ひとはくでは、見るだけではなく、触ってみたり体験してみる展示もたくさんあるので、ささっと見るのではなく、足を止めて注目してみると、興味の蓋が開く体験に繋がるかもしれませんよ。
博物館に行き慣れていない方なら、子どもとどんなふうに過ごせばいいのか、想像しづらい部分もあるでしょう。ここでは、一例としておすすめのスケジュール・動き方をご紹介します。
親子で学べて楽しめる、ひとはくをご紹介した本記事、いかがだったでしょうか。博物館って難しそう、と敬遠せず気軽に行ってみると、知らないことを知る楽しさを、親子で味わえるかもしれません。
家族でのお出かけに、良ければ行ってみて下さいね。