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種から育てたライ麦でつくる本格ヒンメリのアトリエ「HIMMELIみなづき」

ヒンメリ

みなさんは「ヒンメリ」というものをご存知でしょうか?

近年じわじわと日本でブームになりつつある、北欧フィンランドの伝統的な装飾品で”光のモビール”や”願いが叶うモビール”などと呼ばれています。

そんなヒンメリを10年以上作り続けている、三田市のヒンメリ作家「HIMMELIみなづき」の福島さん。平日は、自宅をアトリエとして開放されいるとの事で見に行かせていただきました!

ヒンメリみなづきの魅力!
  • 「願いが叶うヒンメリ」の特大作品を見ることができる!
  • 三田で種から作られた手作りヒンメリは我が子への最初のプレゼントとしておすすめ
  • 気の流れによって神秘的な動きのヒンメリづくりを体験できる。
  • 多数のメディアにも取り上げられている”注目”のヒンメリ作家
目次

オシャレだけじゃない、ヒンメリの魅力を聞いてきた!

ヒンメリとはそもそもどういったものなのでしょうか?

ヒンメリとは

ヒンメリ

ヒンメリとは、フィンランドの伝統的な装飾品であり、乾燥させた藁をレース糸で結んで多面体を構築し、それらを組み合わせて作られます。基本形は八面体をベースにさまざまな形状に組み合わせることで、様々なデザインのヒンメリが作られます。

藁は中が空洞になっており、その中にレース糸を通してヒンメリを組み立てます。ヒンメリの完成品は非常に軽いため、天井から吊るすとゆっくりと回転します。
その動きは、まるで見えない風の動きを美しく表現してくれるかのようです。

別名:光のモビール

ヒンメリ

冬が長く一年を通して日照時間が短いフィンランドという国では、”冬至”の日を「太陽が生まれる日」として盛大にお祝いがされてきたそうです。

その、お祝いの装飾にヒンメリが街中で吊るされる習慣があったそうで、フィンランドの人々にとって“太陽との繋がりを感じられる”ということから「光のモビール」として親しまれてきたそうですよ。

別名:願いのモビール

ヒンメリ

また、「HIMMELIみなづき」の福島さん曰く、「ヒンメリはフィンランドの伝統的な装飾品ですが、日本でいうところの”しめ縄”に近いと感じています。」とのこと。

日本の主食であるお米を収穫したあとの稲藁を使用して五穀豊穣を祈って飾られる”しめ縄”。フィンランドは主食がパンであり、ライ麦を収穫したあとの藁を使った五穀豊穣の祈りが込められた装飾品だそうです。

また「ヒンメリ」とは(天)を意味する言葉であり、その昔女性が五穀豊穣や家族の幸せを祈りながらヒンメリを作っていたことから“精霊が宿り、願い事を天に届ける”と言われているそうです。

ふわりとした神秘的な動き

ヒンメリ

ヒンメリの魅力はなんといってもその神秘的な動きです。肌で感じることのできないほどの空気の流れにも影響して、ゆっくりと回転します。

また、「HIMMELIみなづき」さんのアトリエだからこそ見れる不思議な光景もありました。

窓から自然に差し込む緩やかな風でくるくると回転するのですが、風が吹くとすべてのヒンメリが動くわけではないのです。

隣が動けば、さっきまで動いていたヒンメリが止まったり…見えない気の流れを表しているようで、とても神秘的でした。

ヒンメリ作家の「ヒンメリ」との出会い

ヒンメリ

「HIMMELIみなづき」という活動名でヒンメリ作家をされている福島さん。きっかけはご自身が大きな病を患い、闘病生活の中で医師から言われた「心を癒やさないと身体も癒やされない、何か夢中になれることを見つけて発信できたらいいね。これから忙しくなるよ」という言葉だった。

“忙しくなる”という言葉に、それまで病気のことばかりで塞ぎ込んでいた自分に、これから先の人生に光が差し込んだようでした。言われたとおり“前向きに”自分に何ができるかを探していた時に出会ったのがヒンメリだったそうです。

教会とヒンメリのイメージ
教会とヒンメリのイメージ

古い教会に飾らられていたヒンメリを目にした時に、神秘的な動きのヒンメリに癒やされしばらく見惚れていたそうです。病気のことでうつむいてばかりだった当時の自分に、見上げることの素晴らしさに気づかせてもらえたそうです

種から育てたライ麦でつくる本格的なヒンメリ

ヒンメリ

ヒンメリに魅了されてからは、独学で様々な情報を仕入れてヒンメリづくりに没頭したそうです。ヒンメリは”大きければ大きいほど願いが叶う”と言われているそうですが、大きいヒンメリを作るには素材が大切になってきます。やわらかいと大きいものは作れないのだそうです。

大きいものを作るには、本場フィンランドのようにライ麦が必要とのことで、知り合いの農家さんに畑を借りてライ麦を種から栽培することにしたとのこと。

地元三田で種から育った素材を使いたい。

ヒンメリ

家族や我が子のために“母としてのぬくもりを形として残したい”という想いもあり、家族のために行っていたヒンメリ制作ですが「こんなに良いものをもっと多くの人に見てもらいたい」とヒンメリを作りはじめてわずか半年で初めての個展を開かれたそうです。

神秘的に動くヒンメリを”ただただ、見つめている時間が本当の癒し”だと多くの来場者に共感してもらえたそうです。

また、福島さんの想いに感銘を受けて我が子にぜひとも自分で作ったヒンメリをプレゼントしたいという方もいらっしゃったそうです。

“三田で生まれた子供が、種から三田で育ったこのヒンメリに興味を持ってもらいたい”とbabyヒンメリづくりも予約制で受けているそうです。

ヒンメリのある環境で人生を豊かに

ヒンメリ

ご自宅をヒンメリのアトリエ「HIMMELIみなづき」として開放されており、予約制でヒンメリを手作りできるワークショップも開催されております。

三田で生まれるお子さんの出産祝いや、孫へのプレゼント、妊婦さんが我が子に贈る初めての手作りプレゼントとして大変人気があります。

マタニティの方々が集まってママ同士の交流にもなったり…。

ヒンメリのある暮らしは見上げる習慣が身につき、安らぎの空間でなごやかな家庭を過ごしたいと考えておられる方にピッタリです!

ヒンメリ「みなづき」のワークショップについて

ヒンメリ

「HIMMELIみなづき」がご自宅のアトリエで行っているワークショップには3種類のコースがあります。(事前予約制)

「ヒンメリみなづき」のワークショップコース
  • 初級コース 3,500円
  • 中級コース 3,800円
  • コースヒンメリ ※作りたいアイテムによる

平日の10:00〜12:00、13:00〜15:00の2時間開催です。
※土日祝も予定が合えば対応可とのこと。

予約はInstagramのDM、メールなどで受け付けています。
公式サイトやメールアドレスなどはこちらをご確認ください。

2023年11月にはヒンメリ個展も開催予定

ヒンメリ

年に一度のペースで個展を開催されている「HIMMELIみなづき」さん。

古民家を改装した三田ほんまち交流館「縁」で2023年11月25日(土)、26日(日)に「陶器とヒンメリの個展」を開催される予定だそうです!

1階部分は陶芸品とヒンメリの展示スペースがあり、2階部分では実際にヒンメリに見て・触れて・寝そべってぼーっと見つめることができるスペースが用意されているとのことです。

複数のメディアにも取り上げられた”注目”のヒンメリ作家

ヒンメリ

「HIMMELIみなづき」のヒンメリ作品は多数のメディアに取材されている”注目”のヒンメリ作家さんです。

SDGsを意識した麦ストローも制作

barley straw

種からライ麦を栽培している「HIMMELIみなづき」さんだからこそできるSDGs活動として、自然派の麦ストローの制作も行われています!

麦ストローは神戸市や三田市のcafeに納品されております。詳しくはInstagramで情報をご覧ください!

見上げることの大切さに気付くきっかけになれば…

ヒンメリ

悩んでいたり、落ち込んでいる時でも”見上げること”によって心まで前向きになれる。見上げること、上を見ることの大切さに気づいてもらえるきっかけになれば…。との願いでヒンメリを多くの人に知ってもらいたいと活動されている「HIMMELIみなづき」さん。

スマホ時代で下を向くことが多い現代社会で、心まで下を向いてしまないようにと見上げる習慣のきっかけになればと。

三田市で産まれる赤ちゃんに“種から地元三田でつくられたベイビーヒンメリ“をワークショップで手作りしてプレゼントできるという点が私は凄い魅力的に感じました!

ベイビーサークルにつけることもできて、赤ちゃんが大きくなってもリビングに飾り、子供の成長とともに色合いの変化などを楽しむことも出来ます!

ヤマハタ
ヤマハタ

生まれてすぐの頃から、大人になっても天井から見守ってくれるヒンメリという存在。とても素敵なプレゼントだと思いました。

名称HIMMELIみなづき
内容ヒンメリづくりワークショップ
場所アトリエにて(完全予約制)
料金3,500円〜
情報公式サイト
予約InstagramのDMにて
日程平日(土日祝は予定が合えば)
その他2023/11/25、26に
個展開催予定
ヒンメリ

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この記事を書いた人

ヤマハタのアバター ヤマハタ サイト管理人

さんだふるらいふの管理人。
30代半ば、一児のパパ。
何にでも興味を持ち、やりたいと思ったことはすぐやらないと気が済まないタイプ。座右の銘は「楽しいから笑うのではない 笑うから楽しいのだ 」

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