3月24日(日)バーベキュー大会します!!

三田市で訪問型不登校支援員をされている”元不登校”の「なすび」さんにインタビュー!

三田市の訪問型不登校支援

今回は、三田市で訪問型の不登校支援員として活動されている「なすび」さんにお話を伺ってきました。

なすびさん自信も”元不登校児童”であり、それを乗り越えたからこそ同じ目線で似たような境遇に共感できる経験を活かしたいと、この事業を始められたそうです。

お話の中で不登校の子どもに限らず、”親”として、
もっというと”一人の人間”として我が子とどう向き合っていくのか。
とても参考になるインタビュー記事に仕上がっております。

子を持つすべての親御さんに、ぜひ最後まで見てもらいたいと思います。

目次

小学1年生〜中学2年生まで不登校だった。

インタビューのようす
インタビューのようす

ヤマハタ:なすびさんの不登校時代のお話ってお聞きしてもよろしいですか?

なすびさん:はい。もともと、小1〜中2まで、年間100日以上欠席するいわゆる”不登校児”でした。ちょうど中学2年生のある日、めずらしく学校に行った際に、同級生が体育の授業中の事故で命を落としてしいました。看護師である母親から救命については教わっていたのですが、いざ直面してみると何も出来ずに見ているだけだったんです…。そのとき、何も出来なかった自分がすごく嫌で「看護師になろう」と心に決めました。
 実際に、周りに看護師の夢を言えたのは高校2年生の時なんですけどね。看護師を目指すにあたって学力的にも厳しかったので勉強も頑張らないといけないので、(学校を)休んでいる場合ではなかったんです。で、普通に行けるようになったという感じです。

ヤマハタ:今は看護師としても働かれておられるんですよね?

なすびさん:今は看護師もしながら、フリーランスとして不登校支援の活動をしています。以前は保育園看護師として4年間勤務していましたが制約や拘束が多く、不登校支援の依頼があったときに「行けない」では良くないと思いまして。それでフリーランスになろうと決めたのですが、どんなフリーランスを目指すかを考えていました。
 以前4泊5日の自然学校にリーダーとしていった時に特別支援の児童に付いたんですけど、その子がたまたま不登校だったんですよ。「自然学校4泊5日のうち、一日でも来れたら満点だ」と言われていたくらいの子だったんです。
 それが僕と関わって結局、5日のうち4日も来てくれて。さらに、その後も学校にもちょくちょく行けるようになったという話を聞いたりして、もっとそういう関わりをしていきたいと思いました。
 それで、”訪問型の不登校支援”というものを作ろうと決めて今に至ります。

“元不登校”として同じ目線で関われる存在。

こどもと遊ぶなすびさん
こどもと遊ぶなすびさん

ヤマハタ:訪問型不登校支援としてどのような活動をされているんですか?

なすびさん:まずは無料面談をさせていただきます。可能であれば保護者の方と面談した後、お子さんと面談をさせていただきます。その後、正式に依頼するかどうかはお任せしていますが、面談の際に悩みを打ち明けて満足される方もいらっしゃいます。不登校の悩みは、人に相談しづらいイメージがあるので、僕に相談してくれてその人の悩みが解決できたのであれば、それはそれで僕も嬉しいですね。
 また、不登校支援という活動に明確なゴールは決めていません。まず前提として”学校に行くこと”を目標にしていないからです。学校に行かなくても、やりたいことを見つけてそれに向かって進んでいければそれがその子にとってベストだと思っています。
 逆に、「学校に行ってほしい」という思いが、親自身は口に出さなくてもプレッシャーになっている事もあります。「お母さんお父さんは、僕に学校に行って欲しいと思ってると思う。けど、行けなくてごめんなさい…」という悩みを抱えている子もいました。
 ‘教育は学校だけじゃない。いろんな教育の形があって良い’と僕は思います。

ヤマハタ不登校のお子さんと接する時にはどのようなことを意識していますか?

なすびさん:まずは最初に掛ける言葉として、「僕も学校行ってなかったんだよ」と伝えます。同じ不登校という悩みを抱えていたという事で少し仲間意識のようなものを持ってほしいなって。(笑)そのうえで、親御さんにも話すんですけど「学校には行かなくても大丈夫」「今は休むことも大事」という事を伝えます。お子さんの”学校に行きたくないという気持ち”を受け入れて共感してあげます。
 あと、絶対に伝えている事は「何があっても僕は君の味方だよ」ということです。

「一人で悩まないでほしい」親御さんに伝えたいこと。

インタビューのようす
インタビュー中のなすびさん

ヤマハタ:不登校児童を持つ親御さんに伝えたいことはありますか?

なすびさん:大前提に、親御さんに伝えたいことは「一人で悩まないでほしい」です。僕のように不登校支援をしている方、同じ悩みを持たれている方はたくさんいます。三田市役所の「青少年育成センター」では窓口でも相談に乗ってくれますし、僕のように不登校支援をしている人を紹介もしてくれます。「SUN(さん)だっこカフェ」という同じような悩みを持つ親御さんの会もあり、匿名でも参加できます。
 不登校は恥ずかしいことではありません。一人で悩んで塞ぎ込んでしまうよりも、いろんな人のいろんな話を聞いて、いろんなカタチがあって良いという事に気付いて欲しいです。

ヤマハタ親御さんはお子さんに対してどう接するのが良いと思いますか?

なすびさん:否定しない。話を聞く。親の気持ちはとりあえず押し殺して話を聞いてあげて下さい。「学校に行きたくない」に対して理由を聞いても答えられない子どもが多いです。自分でわかっていない子どももいます。だから、理由を聞くのではなくて「行きたくない」という気持ちを一回受け入れてあげて下さい。
 それと、必ずお願いしていることがあります。”挨拶と日常会話“です。学校の事なんて話さなくて良いです、不登校の理由も聞かなくて良いです。日々の挨拶と他愛もない会話をして下さい、お子さんに笑顔を向けてあげて下さい。学校に行きづらくなる子どもの特徴として自己肯定感が低い傾向にあります。挨拶と日常会話、笑顔をむけて存在の承認をしてあげてください。

不登校児童の将来への影響は「間違いなくある」

こどもと遊ぶなすびさん
こどもと遊ぶなすびさん

ヤマハタ:不登校児童の将来への影響はどうお考えですか?

なすびさん:将来への影響は間違いなくあると思います。しかし、それはお子さんの将来に’何を求めるか’にもよると思います。例えば、良い大学に入ることが目標などといった場合は確実に不利です。ただ、やりたいことを見つけてそれに向かって進んでいくのであれば影響は大きくないと思います。僕のように看護師にもなれますし、美容師、学校の先生になった”元不登校児”も知っています。
 不登校というのは、色んなことがきっかけで克服できるものです。何がきっかけになるかは誰にもわかりません。お子さんがそのきっかけとなるものを見つけた時にどれだけサポートできるかのほうがよっぽど大事だと思います。

不登校支援をしていて嬉しかったこと。

不登校支援
不登校支援のチラシ

ヤマハタ:不登校支援の活動をしていて嬉しかったことを教えて下さい。

なすびさん:僕が関わってから子どもが明るくなったと言われたことです。その子は、はじめの頃は「学校」というワードを聞くだけで表情が暗くなってしまって…。ある種の禁句のようになっていたんです。それが最近は自ら「学校に行ってたころは〜」とか学校の話をしてくれるようになって、放課後登校なんかもちょくちょくするようになっていたり、どんどん前向きになってくれているんです。
 その子が、僕が訪問する2日くらい前から「楽しみで眠れなかった」って言ってくれたこともとても嬉しかったですね!めちゃくちゃ可愛いなーって。

ヤマハタ活動範囲は「三田市」なんですか?

なすびさん:基本は三田市を拠点に活動しています。僕、三田市の”人”がめちゃくちゃ好きで。この活動をしようと思った時に”三田市の子たちの役に立ちたい“って思って引っ越して来たんです。先程もいった自然学校で出会った三田市の子どもたちがとっても素直でまっすぐで可愛くって。
 だから、他の地域ではなく三田市でこの活動をしていきたいって思ってます。ただし、ご本人と相談して「誰にもみられたくないから遠くに行きたい」というような希望には対応しています!

まとめ

三田市で訪問型不登校支援をされている「なすび」さんのとっても貴重なお話を聞かせていただきました。

私も子を持つ親として、「我が子に対してどういう接し方をするべきか不登校関係なく勉強になるお話でした!

また、「不登校」に関してネットでよく検索されている”悩み”をなすびさんのお話を参考にまとめてみましたのでよろしければご覧ください。

Q.「不登校になったらどうする?」
→否定をしない。親の気持ちはとりあえず抑えて話を聞いてあげてください。

Q.「学校に行きたくないと言われたら…」
→お子さんのその気持を受け入れて共感してあげて下さい。学校で学ぶことが全てではありません。理由を聞いても自分でもわかっていない子が多いです。

Q.「家庭でできるサポートは?」
→挨拶と日常会話。笑顔を向けて他愛もない会話をしてください。存在承認をしてあげてください。

Q.「不登校の将来への影響は?」
→間違いなくあると思いますが、お子さんがやりたいことを見つけた時にどれだけサポートできるかが大切ではないでしょうか?

Q.「不登校の多い年齢は?」
→世間一般では小学校高学年〜中学校といわれていますが、不登校になる原因は様々なので一概にはいえません。

お名前松木 真弥
愛称なすび
活動内容訪問型不登校支援
保有資格看護師・保健師・地域限定保育士
対象年齢小学1年生〜中学3年生
TEL090−3166−1094
メールjda.differ@gmail.com
SNSInstagram
その他初回面談 1時間無料(オンライン可)

不登校専門オンライン個別指導ティントル

「日本の学校の仕組み、先生の限界」
①毎日会えることを前提とした学校、先生の指導スタイルが不登校の子には通じない
②不登校の子が嫌がっている学校復帰を先生は求めてしまう
③特定の生徒にだけ時間を使えない

不登校支援をする団体は多くありますが、学校と同じような通いを絡めたサポート施設が多いと感じます。ティントルはオンライン専門の不登校サポート事業になります。

ティントルの特徴

不登校の児童生徒に対して、「勉強を教える」個別指導だけでは不十分。
不登校専門個別指導ティントルでは、児童生徒・親御さん両方へ向けたサポートを行っていきます。
スタッフも「教育心理カウンセラー」「不登校心理相談士」の資格を持ち、専門的な知識を備えています。
根本から不登校に対して向き合っていきます。

不登校専門の完全個別指導

生徒ひとりひとりで学習の状況は異なります。完全マンツーマン指導でひとりひとりに合わせた指導や対応が可能。
学校で授業というものを受けない以上、インプットとアウトプット両方を無理のないバランスで、サポートしていきます。

どんな地域にいても相性の合うチューターをマッチング

生徒ひとりひとりに合わせて様々な角度から相性の合うチューターをマッチングし、教わるチューターに憧れることで、勉強のやる気やモチベーションupに繋がります。様々な事情で勉強から離れてしまった子でも勉強を身近に感じ、学習に対するやる気をサポートします。またチューターから受ける影響は、勉強に留まらず自分の将来の事や先に楽しみなことができたりと良い面が多々あります。

生徒・親御さん両方の悩みをサポート

不登校生のご家庭での悩みを相談できる環境がない。ご家庭にサポートチームが付くことで、勉強に関する悩み相談や勉強以外の悩み相談などに親身に対応し、家庭の不安に対するケアを行います。

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プログラミングを習う集団塾はありますが、ティントルでは完全個別でプログラミングを教えてもらえる。自分のレベル・ペースに合わせて、プログラミング能力を身につけられる。
またプログラミングのコンテストがあり、自分が作った作品が披露されることもありモチベーションアップにも繋がっています。

「対話型探求プラットフォーム スコラボ」

各分野に精通した選りすぐりの講師たちが、少人数型オンライン授業を行ってまして
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子どもたち自身が受けたいと思ったクラスを選ぶことができるので主体性を育む一歩目になります。

三田市の訪問型不登校支援

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