三田牛はココで買え!直営牧場による精肉店「肉のマルセ」【相野駅】
三田市相野駅すぐにある「肉のマルセ」さんは自社牧場による”三田のマルセ牛”という独自のブランド黒毛和牛を販売している精肉店です。
- 「肉のマルセ」が移転するってホント?
- おいしい三田牛を購入できる精肉店を知りたい!
- 三田市ならではの喜ばれるギフトを贈りたい。
- 三田牛って実際どのくらいおいしいの?
- 但馬牛、三田牛、神戸牛とかの違いを教えて。
上記のようなギモンをお持ちの方はぜひ、この記事を最後まで見てください。
肉のマルセが「淡路風車の丘」跡地に移転!
三田市テクノパーク、淡路風車の丘公園があった場所の跡地に「肉のマルセ」「三牛志 藍屋」が移転します!
移転時期は2024年春。
相野駅前の店舗に、移転後の店舗イメージのイラストが掲載されていました。
三田牛とは
三田牛とは但馬牛の仔牛を月齢30ケ月以上まで、北摂三田地域で育てた牛のことを指します。
つまりは但馬牛と呼ばれるものと三田牛と呼ばれるものの違いは育てられた環境によるもので、素牛は同じということです。
※ちなみに、日本三大和牛と呼ばれる”松坂牛、神戸牛、近江牛”も但馬で生まれた素牛を競り落として、それぞれの土地で育てられているため仔牛の状態では三田牛と何らかわらりません。
このことから、但馬牛は”和牛の最高峰”と呼ばれています。日本国内の黒毛和牛の約9割はこの但馬牛がルーツと言われています。
「日本三大和牛」と「三田牛」は生まれや血統は同じ”但馬牛”。
そこから環境や育てられ方によって銘柄(ブランド)が決まる。
このことは、但馬牛を飼育から販売まで一貫経営をされている「但馬牛の里 はまだ」のサイトに詳しく記載されています。
参考サイト:はまだの但馬牛とは|但馬牛の里 はまだ
三田牛と神戸牛の違い ~昔の神戸牛は三田牛だった!?~
三田牛の生まれが「日本三大和牛」と同じなのは分かった。けど日本三大和牛に入っていない三田牛はやはり肉質は少し落ちるんですよね?
このような疑問が浮かんだ方がいると思います。
実は、私もそう思っていた時期もありました。
しかし、調べていくうちに三田牛は神戸牛と同等以上の肉質であると言うことがわかりました。
三田牛をWikipediaで調べると以下の情報がありました。
明治維新で年貢米を収めることがなくなり余っていた三田の荷役牛を食用にしたところ、太らせる飼育方法で霜降り肉だった三田牛は美味しいと絶賛され、神戸の食肉業者がこぞって三田の牛を買い付けた。このことから世界に知られる神戸ビーフの元祖は三田牛の肉だったと言われる。
~中略~
三田市で肥育された但馬牛が「神戸ビーフ」のブランドに埋没していく危機感から、1986年に三田肉流通振興協議会が設立された。
引用元:三田牛|ウィキペディア(Wikipedia)
要約すると、
- ”和牛”が食用となったのは明治維新の頃、開国による海外の文化によって。
- 三田牛は明治維新の頃から1986年まで”神戸ビーフ”として流通されていた。
- つまり、海外人気の火種となった”当時の神戸ビーフ”は今でいう”三田牛”であった。
と言うことになります。
「日本三大和牛」として国内外問わず人気の”神戸ビーフ”ですが、元をたどればそれは三田牛であり、”三田牛”というブランドを守るために後から三田食肉流通振興協議会が設立され、今に至るということですね。
三田牛の美味しさの秘密
また、「全国和牛銘柄サイト」というサイトには”三田牛の美味しさの秘密”として以下のように記載されています。
六甲山より北側で飼育された三田牛は神戸肉よりも一段階上をいく肉質である。
その理由として、
- 六甲山から流れてくる美味しくミネラル豊富で上質な水がある
- 岩が多い山道を歩くため、牛のからだが鍛えられる
- 盆地であり昼夜の寒暖差が激しい三田市の気候が、肉質を引き締める
- 自然に恵まれ広大な野原でストレスなく広々と飼育される
- ”三田牛”は年間を通して1000頭ほどしか出荷されない貴重な和牛
参考サイト:三田牛(さんだぎゅう)|全国和牛銘柄サイト
そんな最高級の三田牛を独自のこだわりで飼育する”マルセ牛”
”三田のマルセ牛”とは株式会社 勢戸が運営する勢戸牧場によって独自のこだわりをもって丁寧に飼育されたブランド牛のことです。
兵庫県三田市の自然豊かな澄んだ空気、広大で肥沃な大地、ミネラル豊富で良質な地下水で育てられる黒毛和牛は一頭一頭愛情をもって育てられ、三田食肉品評会でも数々の賞を受賞している最高峰の三田牛です。
マルセ牛のおいしさについて公式サイトを参考にまとめてみました!
- やわらかな肉質と濃密な味が特徴的
- 地元三田の稲わら、ミネラル分を含んだ地下水、脂に甘味をもたらす三田の小など独自配合の飼料
- 牛を見て、牛と話す。ストレスなく育つ牛は甘みのあるまろやかな脂の黒毛和牛となる
- 年間300頭ほどしか出荷されない貴重なブランド牛
「肉のマルセ」のアクセスとお店のようす
「肉のマルセ」さんは相野駅徒歩3分にある精肉店です。県道をはさんで向かいには「三牛志藍屋」さんというステーキレストランがあり、こちらもおなじ系列のお店です。
「三牛志藍屋」さんではマルセ牛をつかったステーキや各種肉料理が食べられます。
ランチがお得に食べられるのでおすすめ。詳しくは別記事をご覧ください。
関連記事:ランチでお手頃に三田牛を食べたいならここ!「三牛志藍屋」【相野駅】
お店の入り口には黒毛和牛のベンチがあり、来店の際はここで記念撮影をするのが人気です。
店内のようすと各種お肉の値段
店内のショーケースにはお肉がズラリと並べられています。
和牛のホルモンは100gあたり200円台~とお手頃価格でした。中身はアカセン・センマイ・ショウチョウウなどが入っていました!
切り落としやカレー用のお肉も100gあたり400円~500円程度、焼肉用のお肉でも100gあたり800円台~とスーパーなどと比べると肉質を考えてお買い得だと感じました。
ステーキは100gあたり1,000円台~ですが、見た目でわかる上質な霜降りのお肉が並べられていました。
豚肉はスーパーとほぼ変わらないくらいのお値段でした。
ネットの口コミによると「値段はスーパーと大して変わらないのに美味しいからお買い得」との声もあります。
その他、コロッケなどの揚げ物のホットスナックの販売や、手作りお惣菜コーナー、冷凍コーナーがありました。
注文はショーケース上の用紙にて
注文方法は専用の用紙にお肉の種類と単価、グラムを記入して注文用紙入れに入れて待ちます。
準備ができたら名前を呼ばれるのでお会計。といった流れになります。
「マルセ牛 焼肉用」などで同じ名前で単価が違うものがいくつかありますが、単価を記入すれば問題ありません!
ギフトにもおすすめの”マルセ牛”
マルセ牛はギフトにも大変喜ばれます。
高級黒毛和牛のギフトはそれだけで人気ですが、三田市の良さや魅力を伝えたいときに「三田市の気候や自然豊か環境がこんなに美味しい和牛を育てた」というメッセージも込めて贈ると、三田市に対して興味をもってくれるためオススメです。
向かいのステーキレストランで”マルセ牛”が食べられる
”肉のマルセ”を運営する株式会社 勢戸が同じく運営する「三牛志 藍屋」ではこのマルセ牛料理を堪能できます。
ディナーは客単価が5,000円~7,000円と高級店ですが、ランチは1000円台~のメニューもあるのでランチでお得に三田牛を食べられるオススメのお店です。
三牛志 藍屋
(精肉店が経営するステーキレストラン)
兵庫県三田市下相野319-22
火曜定休、営業時間について詳しくは下記をご覧ください。
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